アフリカの主要なダム計画 2
ふつうは遅くとも、人造湖の初期段階である、計画および建設期間中に生ずる立退きの可能性に該当者が気がつくやいなや、このストレスが発生します。
そして立退き移住者がふたたび経済的に自立できるようになり、また、受入れ側をふくめた新しい環境条件に同意するようになったときに、このストレスはおさまるものです。
多くの人びとにとって、この移行期の長さは、実際の再定着の時期から1年以内ということは、どうあろうともめったにありません。
野心的ではありますが計画性にとぼしく、住民の経済と生活様式を急激に変更するような政府のやり方に住民がまき込まれる場合には、計画は失敗します。
この移行期を湖沼条件が安定化する段階までひきのばすことになります。
計画が実効性をもっている場合でさえ、一部の人びと、とくに年寄りは、彼らの新しい環境と折り合いがつくことは決してないでしょう。
彼らにとって、この移行期は死ぬまでつづくのです。
政府は強制立退きを生ずる場合には、社会的責任を負うのです。